二日酔い対策のために進んで摂取したほうが良いロイシンとは。

忘年会や新年会が盛んにおこなわれる年末年始。もちろんお正月もおせち料理で日本酒をグビグビといってしまう方も多いのではないでしょうか。特に寒い季節は、温かい部屋でまったりとお酒を飲むと、至極幸せな気分にさせてくれます。おいしい料理に舌鼓を打ちながら、今年一年の出来事で大いに笑いあいながら、ついついお酒を一杯、また一杯と飲んでしまうものです。

でも困ったことに、飲みすぎた翌日には二日酔いといった辛い試練が我々を待ち構えています。胃がもたれて気分が悪くなり、頭がクラクラして起きるのが辛くなります。『昨日は飲みすぎたな』といった反省をしながら、一日中寝て過ごすなんてことも多いのではないでしょうか?

私も以前は飲み会の度に二日酔いになって、胃がもたれて吐き気がして、かつ、頭がクラクラして時には激しい頭痛がするなど辛い思いをすることが多かったのです。もちろん、限度を過ぎた飲酒量であれば、誰でも二日酔いを経験するのですが、その飲酒量は個人差があります。

先に説明しておきますが、日本人はお酒に弱い人種といわれています。お酒を飲んだ時に発生する有害物質アセトアルデヒドを分解する酵素(ALDH2)の働きが弱いか、全く持っていないという日本人は約44%になるといわれています。
意外と多いですね。

ですので、周りの雰囲気にのせられて飲んでしまった場合は、自分の許容量を超えて飲んでしまうことがありますので、自分のペースで飲むことを心がけましょう。また、お酒だけではなく、お水(お茶)などを間に挟んで飲むことも忘れずに。
それでもうっかり飲みすぎてしまう方は、飲み会の1時間くらい前に次のものを摂取するようにしてみてください。

肉類
プロテイン
BCAA

上記にはいずれも必須アミノ酸であるロイシンが含まれており、ロイシンには肝機能向上効果が期待できるといわれています。血中の有害物質アセトアルデヒドを分解する手助けをしてくれるので、二日酔い対策にはもってこいです。

ここでポイントがあります。飲酒してベロベロになってからロイシンを摂取するのではなく、飲酒前に摂取しておくということです。飲み会の時間が長くなれば途中にロイシンを追加補給するのもアリだと思います。さすがにこの時には胃腸が弱ってきていると思いますので、肉類などの消化に時間がかかるものは避けておいた方が良いでしょう。

要は飲みすぎで胃や腸の働きが悪くなってから摂取しても、吸収されるまでに相当時間が掛かってしまうということです。もしかしたら胃もたれを起こして次の日の朝まで胃の中に残っているということもあり得ます。それでは意味がありませんので、胃や腸が活発に動いているうちにロイシンを飲んで吸収させておくことが良いといえます。

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