日本人なら誰もが好む食べ物は?と聞かれたら、あなたは何と答えますか?
そう、カレーではないでしょうか!! 少なくとも私はそうおもいます。
どこの家庭でも定番となっていると思いますが、これほど日本人に好まれている料理はなかなかないと思いますよ。
わたしな、学校の給食でガレーと献立表に載っていたら、まず間違いなく登校してましたね。子供ながらに【カレー=ものすごく旨い!!】と思っていましたら・・・。
目の前の人参に釣られて、学校へ行くなんで実にかわいらしいと思いませんか?私にとっての給食とは、日々選択を強いられる状況下においての唯一の楽しみでありました。
さて、お題にもありますように今回のテーマは『ルウ』から作るカレーではありません。『ルウ』から作るカレーは、普通においしいですよね!?失敗しないカレーそれが『ルウカレー』なんですよ。
否定するわけではありませんが、『ルウカレー』は当りハズレが最も少ない料理なんです。なぜかと言えば、【レトルト】と呼ばれる分類ですからね。作る前から味が決まっているのです。そこに具材を入れて煮込むだけというのは、簡単すぎませんか?簡単ですよね。
でもね、スパイスから作るカレーというのはちょっと勝手が違うのです。
何が違うのかと言えば、カレーが、旨味・甘み・酸味・塩味・苦味と言う5大味覚に訴えかける場合、スパイスとはどこに訴えかえるのかという事です。
スパイスで良く言われるのが、辛み(味)・香付け・色付けがポピュラーな役割となっております。では、5大味覚にスパイスが訴えけるのはどれなのか!? そう、苦味(辛み)の分類だけなのです。まあ、諸説色々あるでしょうが私はこう結論を出したわけです。
一度おさらいしておきましょう。
○スパイス=辛み・香り・色付け
○味覚=旨味・甘み・酸味・塩味・苦味(スパイス)
スパイスカレーのレシピで多いのが、苦味(辛み:スパイス)ばかり取り上げていて、旨味・甘み・酸味。塩味のことが追及されていないという事です。
スパイスカレーを食べたことのある方は分かると思いますが、何か痩せ細った味のカレーをご飯に混ぜて食べている感じがぬぐえないという感覚を持たれたことがあるのではないでしょうか!?
そう、スパイスカレーのレシピで多いのが苦味(スパイス)に偏っただけのものが多いという事です。
日本人好みのカレーとは、【出汁】の効いたカレーです。ここでいう【出汁】とは、いわゆる【味噌】などです。大豆ONLYでもいいですし、昆布・鰹の入ったものでも構いません!!
そして、意外な組み合わせが【コンソメポテトチップス】です。この二つでスパイスカレーが日本人好みに変わります。コンソメパンチを砕いて混ぜるだけです。これでじっくりコトコト煮込んだカレーに早変わりです。
○スパイス=辛み・香り・色付け
○味覚=旨味(味噌・コンソメパンチ)・甘み(砂糖・ポテチ)・酸味’(トマトなど)・塩味(味噌・コンソメパンチ)・苦味(スパイス)
カレーが何種類とあろうとも、日本人好みのカレーは
【旨味=出汁】
の効いたものであるという事がわかります。
カレーをホントにおいしく食べるために、スパイスカレーに隠し味を加えるなら、【味噌】と【コンソメパンチ:ポテチ】を入れるといいですよ。
これがホントにおいしいのです!!