中京・芝1200メートル

向正面の半ばからスタートするレイアウトで、3コーナーまでの距離は約300メートル。スタート後100メートル過ぎ(残り1080メートル付近)から直線の入り口まで緩い下り坂があるものの、前半の流れは落ち着くことが多い。直線は412.5メートルと十分な距離があり、残り340メートル付近から急な坂が約100メートル続く。芝1200メートルとしてはタフなコース設定で、スピードだけで押し切るのは難しく、馬力が要求される。

高額配当決着が目立つサマースプリントシリーズ第2戦

2018年のCBC賞で重賞初制覇を果たしたアレスバローズは、次走の北九州記念でも1着となり、同年のサマースプリントシリーズチャンピオンに輝いた。今年も夏のスプリント王座を目指す馬たちが激戦を繰り広げそうだ。なお、GⅢとして行われた2006年以降の過去13回中、実に8回は3連単の配当が10万円を超えている。ハンデキャップ競走らしい波乱含みの一戦である点にも注目すべきだろう。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走好走馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中20頭は、前走の着順が1着、もしくは2着以下で勝ち馬とのタイム差が0秒3以内だった。該当馬は3着内率も34.5%と優秀な水準に達している。まずは前走好走馬に注目したいところだ。〔表1〕

〔表1〕前走の着順ならびに
1着馬とのタイム差別成績(過去10年)
前走の着順ならびに前走の1着馬とのタイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
着順が1着、もしくは2着以下で勝ち馬との

タイム差が0秒3以内

8-6-6-38 13.8% 24.1% 34.5%
着順が2着以下・競走中止、かつ勝ち馬との

タイム差が0秒4以上

2-4-4-96 1.9% 5.7% 9.4%

なお、前走の着順が2着以下・競走中止、かつ勝ち馬とのタイム差が0秒4以上だった馬のうち、“JRAのGⅠ・JpnⅠかGⅡ・JpnⅡ”において6着以内に入った経験のない馬は3着内率4.8%と苦戦している。前走で2着以下だった馬で、勝ち馬とのタイム差が大きく、今回より格の高いレースで6着以内に入った経験もない馬は、上位に食い込む可能性が低いと見るべきだろう。〔表2〕

〔表2〕前走の着順が2着以下・競走中止、かつ勝ち馬とのタイム差が0秒4以上だった馬の、“JRAのGⅠ・JpnⅠかGⅡ・JpnⅡ”において6着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 0-3-4-37 0% 6.8% 15.9%
なし 2-1-0-59 3.2% 4.8% 4.8%

前走の4コーナーを「9番手以下」で通過していた馬は不振

前走が“国内のレース”だった馬について、そのレースの4コーナーの通過順別に成績を見ると、「3番手以内」だった馬は3着内率30.4%と比較的優秀な成績を収めている。一方、「9番手以下」だった馬は3着内率5.5%と苦戦している。前走で後方からレースを進めていた馬は、評価を下げるべきかもしれない。〔表3〕

〔表3〕前走が“国内のレース”だった馬の、
そのレースの4コーナーの
通過順別成績(過去10年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
3番手以内 5-6-3-32 10.9% 23.9% 30.4%
4~8番手 4-3-5-50 6.5% 11.3% 19.4%
9番手以下 1-1-1-52 1.8% 3.6% 5.5%

近年の3着以内馬は5歳と6歳の馬だけ

過去5年の3着以内馬延べ15頭中、10頭は年齢が5歳、5頭は6歳だった。2013年以前は4歳以下の馬や7歳以上の馬も好走していたが、近年の傾向を重視するならば、5歳や6歳の馬を高く評価すべきだろう。〔表4〕

〔表4〕年齢別成績(過去5年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 0-0-0-8 0% 0% 0%
4歳 0-0-0-6 0% 0% 0%
5歳 4-3-3-17 14.8% 25.9% 37.0%
6歳 1-2-2-21 3.8% 11.5% 19.2%
7歳 0-0-0-9 0% 0% 0%
8歳 0-0-0-4 0% 0% 0%
9歳 0-0-0-1 0% 0% 0%
10歳 0-0-0-1 0% 0% 0%

なお、前走の着順が7着以下だった馬に限ると、5歳馬以外は全て4着以下に敗れている。前走で上位に食い込んでいない場合は、4歳以下の馬や7歳以上の馬だけでなく、6歳馬も過信禁物だ。〔表5〕

〔表5〕前走の着順が7着以下だった馬の、年齢別成績(過去5年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 0-0-0-2 0% 0% 0%
4歳 0-0-0-2 0% 0% 0%
5歳 1-2-2-7 8.3% 25.0% 41.7%
6歳 0-0-0-16 0% 0% 0%
7歳 0-0-0-3 0% 0% 0%
8歳 0-0-0-3 0% 0% 0%

内外極端な枠に入った馬は割り引きが必要

過去5年の枠番別成績を調べると、8枠の馬は3着内率が8.3%にとどまっている。また、1から3枠の馬も〔1・0・1・25〕(3着内率7.4%)と苦戦しており、その中でも1枠の馬は全て4着以下に敗れている。2013年以前は1から3枠や8枠の馬も好走していたが、近年の傾向を重視するならば、4から7枠に入った馬を高く評価したい。〔表6〕

〔表6〕枠番別成績(過去5年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 0-0-0-9 0% 0% 0%
2枠 0-0-1-8 0% 0% 11.1%
3枠 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
4枠 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
5枠 0-2-1-7 0% 20.0% 30.0%
6枠 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
7枠 1-1-1-10 7.7% 15.4% 23.1%
8枠 0-0-1-11 0% 0% 8.3%

データ分析から導き出された1頭