福島・芝1800メートル

ホームストレッチの半ばからスタートするレイアウトで、スタート地点から1コーナーまでの距離は約300メートル。決勝線を過ぎたあたりから1コーナー、2コーナーにかけて緩やかに下っていく。向正面(残り1000メートル付近)で上り坂があり、3コーナーから4コーナーにかけてほぼ平坦。4コーナー半ばから直線の入り口まで緩やかに下っていく。直線距離は292メートル(Aコース使用時)で、ゴール前に上り坂がある。スピードの持続力に加えて、インで器用に立ち回る能力を兼ね備えた馬が好走しやすいコースだ。

秋の大舞台へ、3歳馬が飛躍を期すハンデキャップ重賞

ラジオNIKKEI賞は日本ダービーの約1か月後に行われる3歳馬限定の重賞で、春のクラシックレースで結果を残せなかった馬や、出走がかなわなかった馬たちによって争われる一戦だ。2018年の2着馬フィエールマンが次走で菊花賞を制したように、ここを足掛かりに秋の大舞台を目指す3歳馬が熱い戦いを繰り広げてきた。今回は、中山競馬場で行われた2011年を含めた過去10年の結果を分析する。

前走「1着」馬が連勝中

過去10年の出走馬の前走の着順別成績を調べると、連対馬20頭中10頭は前走の着順が「1着」だった。「1着」組は過去4年で3勝を挙げており、2017年は1着と2着、2018年は1着から3着を占めるなど、ここ2年は前走1着馬の活躍が目立っている。ただし、前走で6着以下に敗れていた馬も3着以内に11頭入っており、大敗直後の馬であっても軽視は禁物だろう。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 6-4-2-46 10.3% 17.2% 20.7%
2着 0-2-0-5 0% 28.6% 28.6%
3着 1-1-1-4 14.3% 28.6% 42.9%
4着 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
5着 0-0-0-5 0% 0% 0%
6~9着 2-2-3-23 6.7% 13.3% 23.3%
10着以下 0-1-3-29 0% 3.0% 12.1%

54から56.5キログラムの馬が優勢

過去10年の負担重量別成績では、優勝馬10頭はいずれも「54キログラム」から「56.5キログラム」だった。「53キログラム」の馬は7頭が3着以内に入っておりノーマークは禁物だろうが、「52キログラム以下」と「57キログラム」だった馬は全て4着以下に敗れている。〔表2〕

〔表2〕負担重量別成績(過去10年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
52kg以下 0-0-0-25 0% 0% 0%
53kg 0-3-4-32 0% 7.7% 17.9%
54kg 6-1-2-30 15.4% 17.9% 23.1%
55~56.5kg 4-6-4-28 9.5% 23.8% 33.3%
57kg 0-0-0-5 0% 0% 0%

直近の勝利レースの条件・単勝人気に注目

過去10年の出走馬について、過去3走以内における、新馬・未勝利を除く直近勝利時の単勝人気別成績をまとめると、優勝馬10頭中9頭は該当したレースで3番人気以内だった。なお、過去3走以内に新馬・未勝利以外のレースを勝利していなかった馬は、2014年にウインマーレライが優勝しているが、同馬は6走前に「500万下」を1番人気で勝利しており、過去10年で通算1勝馬がラジオNIKKEI賞を制した例はない。〔表3〕

〔表3〕過去3走以内における新馬・未勝利を除いた直近勝利時の単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 6-2-3-27 15.8% 21.1% 28.9%
2番人気 1-4-0-18 4.3% 21.7% 21.7%
3番人気 2-0-1-8 18.2% 18.2% 27.3%
4番人気 0-1-1-12 0% 7.1% 14.3%
5番人気 0-1-0-7 0% 12.5% 12.5%
6番人気以下 0-0-2-14 0% 0% 12.5%
勝利なし 1-2-3-34 2.5% 7.5% 15.0%

データ分析から導き出された1頭