阪神・芝2000メートル(内回り)

ホームストレッチの半ばからスタートするレイアウト。スタート直後に上り坂がある。1コーナーまでは約350メートル。1コーナーから2コーナー、バックストレッチまではほぼ平坦で、3コーナー過ぎから4コーナー、直線の半ばにかけて緩やかに下る。直線距離は356.5メートル(Aコース使用時)で、ゴール前には2回目の急な上り坂が待ち受ける。最終コーナーから加速して、坂のある直線でも末脚を伸ばし続けられるスタミナ、馬力が要求されやすい。

予想:馬連流し

【軸】
フローレスマジック
【相手】
スカーレットカラー
センテリュオ
ウスベニノキミ
チカノワール
ランドネ
レッドランディーニ

高額配当決着が続く牝馬限定のハンデキャップ競走

2018年のマーメイドSは、単勝オッズ17.1倍(10番人気)のアンドリエッテが1着、同14.2倍(9番人気)のワンブレスアウェイが2着、同7.4倍(4番人気)のミエノサクシードが3着となり、3連単は26万3970円の高配当となった。ハンデキャップ競走として行われるようになった2006年以降の過去13回中、実に9回で3連単の配当が10万円を超えている波乱含みの一戦だ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

大型馬は過信禁物

過去10年の3着以内馬30頭中27頭は、前走の馬体重が「480キログラム未満」だった。一方、「480キログラム以上」だった馬は3着内率7.1%と苦戦しているうえ、2014年以降は〔0・0・0・20〕と全て4着以下に敗れている。大型馬は評価を下げるべきだろう。〔表1〕

〔表1〕前走の馬体重別成績(過去10年)
前走の馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
480kg未満 9-8-10-75 8.8% 16.7% 26.5%
480kg以上 1-2-0-39 2.4% 7.1% 7.1%

前走の条件と着順・着差に注目

過去10年の前走の条件別成績を見ると、前走が「JRAのオープンクラス」だった馬は3着内率が21.5%、「JRAのオープンクラス以外」だった馬は3着内率が20.0%となっている。前走が重賞やオープン特別だった馬だけでなく、条件クラスのレースだった馬にも注目しておきたい。〔表2〕

〔表2〕前走の条件別成績(過去10年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
JRAのオープンクラス 5-5-7-62 6.3% 12.7% 21.5%
JRAのオープンクラス以外 5-5-3-52 7.7% 15.4% 20.0%

ただし、前走の条件が「JRAのオープンクラス」だった馬のうち、そのレースでの着順が2着以下、かつ1着馬とのタイム差が1秒6以上だった馬は全て4着以下に敗れている。〔表3〕

〔表3〕前走の条件が「JRAのオープンクラス」だった馬の、そのレースの着順ならびに1着馬とのタイム差別成績(過去10年)
前走の着順ならびに1着馬とのタイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
1着、もしくは2着以下で1着馬との
タイム差が1秒5以内
5-5-7-43 8.3% 16.7% 28.3%
2着以下、かつ1着馬との
タイム差が1秒6以上
0-0-0-19 0% 0% 0%

また、前走の条件が「JRAのオープンクラス以外」だった馬のうち、そのレースでの着順が「5着以下」だった馬は3着内率3.7%と苦戦している。前走の条件だけでなく、そこでの着順や着差も重要なポイントと言えそうだ。〔表4〕

〔表4〕前走の条件が「JRAのオープンクラス以外」だった馬の、そのレースの着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
4着以内 5-5-2-26 13.2% 26.3% 31.6%
5着以下 0-0-1-26 0% 0% 3.7%

近年は負担重量の軽い馬が不振

過去6年の3着以内馬18頭中15頭は、負担重量が「53キログラム以上」だった。一方、「53キログラム未満」だった馬は3着内率6.8%と苦戦している。実績に応じた負担重量を課されるハンデキャップ競走だが、極端に軽いハンデとなった馬は、苦戦する可能性が高いと見るべきだろう。〔表5〕

〔表5〕負担重量別成績(過去6年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
53kg未満 1-2-0-41 2.3% 6.8% 6.8%
53kg以上 5-4-6-26 12.2% 22.0% 36.6%

ビッグレースで9着以内のある馬が優勢

過去6年の3着以内馬延べ18頭中12頭は、“JRAの2000メートル以上のGⅠ”において9着以内となった経験のある馬だった。該当馬は3着内率が37.5%に達している。2012年以前はこの条件に該当していない馬の好走例も少なくなかったが、近年の傾向を重視するならば、ビッグレースで9着以内のある馬を高く評価したい。〔表6〕

〔表6〕“JRAの2000メートル以上のGⅠ”において9着以内となった経験の有無別成績(過去6年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 6-2-4-20 18.8% 25.0% 37.5%
なし 0-4-2-47 0% 7.5% 11.3%

なお、“JRAの2000メートル以上のGⅠ”において9着以内となった経験がなかった馬のうち、“前年以降のJRAの1600万下から上のクラスのレース”において優勝経験のなかった馬は3着内率5.4%と苦戦している。ビッグレースで9着以内となったことがない馬のうち、前年以降に1600万下から上のクラスで勝利経験がない馬は、評価を下げた方がよさそうだ。〔表7〕

〔表7〕“JRAの2000メートル以上のGⅠ”において9着以内となった経験がなかった馬の、“前年以降のJRAの1600万下から上のクラスのレース”での優勝経験の有無別成績(過去6年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 0-2-2-12 0% 12.5% 25.0%
なし 0-2-0-35 0% 5.4% 5.4%