東京・芝1600メートル

2コーナーにあるスタート地点から、3コーナーに真っすぐ向かっていくレイアウト。向正面半ばに上りがあり、そこから3コーナーにかけて下っていく。最後の直線は525.9メートル。直線に向いてすぐに約160メートルの上り(高低差2.0メートル)があり、その後300メートルはほぼ平坦。前半が速くなりやすく、坂を上った後にゴール前でもう一段末脚を伸ばすことが要求される。速い時計の決着になると、スプリンタータイプ、インを回ってくる馬が好走しやすく、逆に時計がかかるときには、末脚のしっかりしたタイプ、中距離型が好走しやすい。

予想:馬連BOX

サトノワルキューレ
デンコウアンジュ
ノームコア
ミッキーチャーム
ラッキーライラック
レッツゴードンキ

若い世代が優勢

過去10年の年齢別成績をまとめてみると、3着内率では年齢が若いほど数値が高くなっている。7歳以上の馬は2016年にストレイトガール(7歳)が優勝しているが、同馬は前年の覇者であり、例外と捉えるべきかもしれない。〔表1〕

〔表1〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 5-7-3-70 5.9% 14.1% 17.6%
5歳 3-2-5-47 5.3% 8.8% 17.5%
6歳 1-1-2-24 3.6% 7.1% 14.3%
7歳以上 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%

単勝オッズ別の成績に特徴あり

過去10年の単勝オッズ別成績も見てみると、「3.9倍以下」の馬が3勝2着2回とまずまずの成績。また、「10.0から19.9倍」が4勝を挙げるなど、3着内率で35.7%と高い数値をマークしている。それに対し、「4.0から6.9倍」は「3.9倍以下」と比べて好走率が大きく劣り、「7.0から9.9倍」は3着以内に入ったのが1頭だけとなっている。〔表2〕

〔表2〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
3.9倍以下 3-2-0-3 37.5% 62.5% 62.5%
4.0~6.9倍 1-2-2-9 7.1% 21.4% 35.7%
7.0~9.9倍 1-0-0-11 8.3% 8.3% 8.3%
10.0~19.9倍 4-1-5-18 14.3% 17.9% 35.7%
20.0~29.9倍 1-0-1-17 5.3% 5.3% 10.5%
30.0~49.9倍 0-4-0-27 0% 12.9% 12.9%
50倍以上 0-1-2-63 0% 1.5% 4.5%

前走別の成績もチェック

過去10年の出走馬の前走別成績を調べると、前走が国内GⅠだった馬で3着以内に入ったのはストレイトガール(2014年3着、2015年1着)だけ。ドバイのG1から臨んだ馬は、2009年のウオッカと2010年のブエナビスタが優勝し、2011年にはブエナビスタが2着に入ったが、ドバイ遠征からの帰国初戦でヴィクトリアマイルに臨んだのは2014年デニムアンドルビー(7着)が最後となっている。優勝が最も多いのは4勝を挙げる阪神牝馬S組で、同組は過去10年で11頭が3着以内に入っている。なお、阪神牝馬S組について、阪神牝馬Sでの着順別に成績をまとめると、同レースを勝利していた馬が9頭出走して1頭も3着以内に入っていないことがわかった。阪神牝馬Sは主要な前哨戦に位置付けられる一戦だが、その勝ち馬が不振というデータは気になるところだ。〔表3〕〔表4〕

〔表3〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
高松宮記念 1-0-1-11 7.7% 7.7% 15.4%
その他の国内GⅠ 0-0-0-2 0% 0% 0%
ドバイのG1 2-1-0-2 40.0% 60.0% 60.0%
阪神牝馬S 4-4-3-55 6.1% 12.1% 16.7%
読売マイラーズC、産経大阪杯 2-1-1-7 18.2% 27.3% 36.4%
その他のGⅡ・JpnⅡ 0-0-0-6 0% 0% 0%
中山牝馬S 1-1-2-10 7.1% 14.3% 28.6%
福島牝馬S 0-2-2-31 0% 5.7% 11.4%
京都牝馬S 0-1-0-3 0% 25.0% 25.0%
その他のGⅢ・JpnⅢ 0-0-0-9 0% 0% 0%
上記以外のレース 0-0-1-12 0% 0% 7.7%

〔表4〕前走が阪神牝馬Sだった馬の、阪神牝馬Sでの着順別成績(過去10年)
着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 0-0-0-9 0% 0% 0%
2着 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
3着 0-1-1-4 0% 16.7% 33.3%
4、5着 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
6~9着 1-0-0-15 6.3% 6.3% 6.3%
10着以下 1-2-0-13 6.3% 18.8% 18.8%

過去4走以内の重賞での着順に注目

過去10年のヴィクトリアマイルでは、「過去4走以内に重賞で4から7着に入っていた」という馬の好走が多く、過去10年では毎年該当馬が連対している。今年もこの経験を持つ馬が出走してきたら、注目してみる手があるかもしれない。〔表5〕

〔表5〕過去4走以内に重賞で4から7着に入っていた、ヴィクトリアマイル連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2009年 1着 ウオッカ 前走 ドバイデューティフリー 7着
2着 ブラボーデイジー 2走前 中山牝馬S 6着
2010年 2着 ヒカルアマランサス 3走前 愛知杯 4着
2011年 1着 アパパネ 前走 読売マイラーズC 4着
2012年 1着 ホエールキャプチャ 前走 中山牝馬S 5着
2013年 1着 ヴィルシーナ 前走 産経大阪杯 6着
2014年 1着 ヴィルシーナ 3走前 ジャパンカップ 7着
2着 メイショウマンボ 前走 産経大阪杯 7着
2015年 2着 ケイアイエレガント 3走前 クイーンS 7着
2016年 1着 ストレイトガール 4走前 セントウルS 4着
2017年 2着 デンコウアンジュ 前走 福島牝馬S 4着
2018年 1着 ジュールポレール 前走 阪神牝馬S 5着