東京・芝1400メートル

バックストレッチ半ばからのスタートで、3コーナーまでの距離は約350メートル。スタート直後に上り坂があり、そこを越えると3コーナーまで下っていくが、前半は比較的ゆったりと流れることが多い。直線は525.9メートル。直線に向いてすぐに約160メートルの上り坂(高低差2.0メートル)があり、その後300メートルはほぼ平坦となる。前半が遅く流れる分、上がりが速くなるケースが多い。芝1400メートルは、スプリンター(芝1200メートル巧者)にもマイラー(芝1600メートル巧者)にとってもベストな距離ではなく、また、重賞ではGⅠの前哨戦として行われることが多い距離。先行してスピードを持続できる能力を持つ馬が好走することが多い。

予想:馬連BOX

キャナルストリート
ストーミーシー
スマートオーディン
タイムトリップ
トゥザクラウン
ドーヴァー

前走の距離に注目

過去10年の出走馬について、前走の距離別成績を調べると、3着以内馬延べ30頭中17頭が前走で「1600メートル」のレースに出走していた。また、「1600メートル」組で優勝した5頭は、前走が「重賞」、「オープン特別」、「1600万下」とさまざまな条件のレースだった。その一方で、「1200メートル」組で優勝した3頭は、いずれも前走が「高松宮記念」だった。前走の距離に注目する際には、そのレースの条件も合わせて確認してみると面白そうだ。〔表1〕

〔表1〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1200m 3-2-3-54 4.8% 8.1% 12.9%
1400m 1-1-2-17 4.8% 9.5% 19.0%
1600m 5-7-5-61 6.4% 15.4% 21.8%
1800m以上 1-0-0-3 25.0% 25.0% 25.0%

前走で3番人気以内だった馬が強い

過去10年の出走馬について、前走の単勝人気別成績をまとめると、優勝馬10頭中7頭は前走で3番人気以内だった。残る3頭の優勝馬はいずれも前走「10番人気以下」組だが、この3頭のうち2頭は前走が「高松宮記念」で、残る1頭は「阪神牝馬S」だった。基本的には前走で上位人気に推されていた馬が優勢だが、前走がGⅠやGⅡだった馬に限れば、下位人気だった馬も軽視禁物と言えそうだ。〔表2〕

〔表2〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-0-1-10 21.4% 21.4% 28.6%
2番人気 2-0-2-11 13.3% 13.3% 26.7%
3番人気 2-2-1-11 12.5% 25.0% 31.3%
4番人気 0-1-2-14 0% 5.9% 17.6%
5番人気 0-1-1-6 0% 12.5% 25.0%
6~9番人気 0-4-2-31 0% 10.8% 16.2%
10番人気以下 3-2-1-50 5.4% 8.9% 10.7%

GⅠを除いた直近のレースでの成績をチェック

過去10年の出走馬についてGⅠを除いた直近のレースでの着順別に成績をまとめると、「2着以下」組が3着以内馬延べ30頭中20頭を占めているが、好走率では「1着」組が上回っている。〔表3〕

〔表3〕GⅠを除いた直近のレースでの着順別成績(過去10年)
着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 4-3-3-29 10.3% 17.9% 25.6%
2着以下 6-7-7-106 4.8% 10.3% 15.9%

そこで、「2着以下」組の延べ126頭について、そのレースでの勝ち馬とのタイム差別に成績をまとめると、「0秒2以内」組が3着内率で34.5%をマークしている。「2着以下」に敗れていた馬であっても、勝ち馬とのタイム差が「0秒2以内」であれば、「1着」組と同等以上の評価を与えてもよさそうだ。〔表4〕

〔表4〕GⅠを除いた直近のレースで2着以下だった馬の、そのレースの勝ち馬とのタイム差別成績(過去10年)
タイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
0秒2以内 3-3-4-19 10.3% 20.7% 34.5%
0秒3~0秒4 1-2-1-24 3.6% 10.7% 14.3%
0秒5~0秒9 1-2-0-38 2.4% 7.3% 7.3%
1秒0以上 1-0-2-23 3.8% 3.8% 11.5%
該当レースが地方競馬のレース 0-0-0-2 0% 0% 0%