予想:馬連流し

【軸】
シャケトラ
リッジマン
【相手】
コルコバード
アドマイヤカイエン
ソールインパクト
ヴォージュ




阪神・芝3000メートル(内回り)

向正面からスタートして、内回りコースを1周半するレイアウト。向正面(バックストレッチ)、3コーナー、4コーナー、直線(ホームストレッチ)をそれぞれ2回通ることになる。1コーナーから2コーナー、バックストレッチまではほぼ平坦で、3コーナー半ばから4コーナー、直線の半ばにかけて緩やかな下りとなる。直線距離は356.5メートル(Aコース使用時)で、ゴール前には急な上り坂(高低差1.8メートル)が待ち受ける。3000メートルを乗り切るスタミナと気性に加え、同じ3000メートルでも京都に比べて、直線の坂でも止まらない末脚や馬力が要求される。





現役屈指のステイヤーが集う天皇賞(春)の前哨戦

昨年の阪神大賞典で約2年ぶりの重賞制覇を果たしたレインボーラインは、次走の天皇賞(春)でも勝利を収め、GⅠウイナーの座に上り詰めた。開催時期が3月となった1987年以降の優勝馬延べ33頭(1988年は1着同着)中、1995年のナリタブライアンを除く32頭は同年の天皇賞(春)に出走しているが、このうち優勝馬11頭を含む21頭が天皇賞(春)で3着以内に入っている。“本番”との関連性が極めて高いプレップレースだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。






長距離の重賞で好走したことのある馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中28頭は、“JRAの2200メートル以上の重賞”において3着以内に入った経験がある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率5.7%と苦戦しており、3着以内に入ったのは2010年2着のジャミールが最後である。条件クラスやオープン特別のレース、2200メートル未満の重賞でしか好走したことがない馬は評価を下げたい。〔表1〕

〔表1〕“JRAの2200メートル以上の重賞”において3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-8-10-48 13.2% 23.7% 36.8%
なし 0-2-0-33 0% 5.7% 5.7%





若い馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、「5歳以下」だった。一方、「6歳以上」の馬は3着内率が11.5%にとどまっている。若い馬を重視すべきレースと言えそうだ。〔表2〕

〔表2〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 4-6-3-13 15.4% 38.5% 50.0%
5歳 3-3-4-14 12.5% 25.0% 41.7%
6歳 2-1-1-22 7.7% 11.5% 15.4%
7歳 0-0-2-16 0% 0% 11.1%
8歳 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
9歳 0-0-0-3 0% 0% 0%
10歳 0-0-0-5 0% 0% 0%
11歳 0-0-0-1 0% 0% 0%
5歳以下 7-9-7-27 14.0% 32.0% 46.0%
6歳以上 3-1-3-54 4.9% 6.6% 11.5%





なお、「6歳以上」だったにもかかわらず3着以内に入った延べ7頭のうち、2011年3着のモンテクリスエスを除く延べ6頭は、前年以前の天皇賞(春)において6着以内に入った経験のある馬だった。6歳以上の馬に関しては、過去の天皇賞(春)における着順をチェックしておこう。〔表3〕

〔表3〕年齢が「6歳以上」だった馬の、天皇賞(春)において6着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 3-1-2-12 16.7% 22.2% 33.3%
なし 0-0-1-42 0% 0% 2.3%





前年以降にビッグレースに出走していた馬は堅実

過去10年の3着以内馬延べ30頭中22頭は、“前年以降のJRAのGⅠ”において11着以内に入った経験のある馬だった。該当馬は3着内率が43.1%に達している。前年以降に出走していたGⅠでの着順もチェックしておこう。〔表4〕

〔表4〕“前年以降のJRAのGⅠ”において11着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-6-8-29 15.7% 27.5% 43.1%
なし 2-4-2-52 3.3% 10.0% 13.3%





なお、“前年以降のJRAのGⅠ”において11着以内に入った経験がなかった馬のうち、前走の着順が「3着以下」だった馬は3着内率7.0%と苦戦している。前年以降にビッグレースに出走しておらず、直近のレースでも連対を果たせていなかった馬は、苦戦する可能性が高いと見ておきたいところだ。〔表5〕

〔表5〕“前年以降のJRAのGⅠ”において11着以内に入った経験がなかった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
2着以内 2-3-0-12 11.8% 29.4% 29.4%
3着以下 0-1-2-40 0% 2.3% 7.0%





近年はGⅠから直行してきた馬が好成績

過去7年の3着以内馬延べ21頭中11頭は、前走の条件が「GⅠ」だった(海外のレースを含む)。該当馬は3着内率が73.3%に達している。2011年以前は前走がGⅠ以外のレースだった馬も好走していたが、近年の傾向を重視するならば、まずは前走がGⅠだった馬に注目すべきだろう。〔表6〕

〔表6〕前走の条件別成績(過去7年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 4-5-2-4 26.7% 60.0% 73.3%
GⅠ以外のレース 3-2-5-47 5.3% 8.8% 17.5%





なお、前走の条件が「GⅠ以外のレース」だった馬のうち、そのレースでの単勝人気が「2番人気以下」だった馬は連対がなく3着内率8.5%と苦戦している。前走がGⅠでなかったうえ、そのレースで2番人気以下だった馬は、評価を下げるべきかもしれない。〔表7〕

〔表7〕前走が「GⅠ以外のレース」だった馬の、そのレースでの単勝人気別成績(過去7年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-2-1-4 30.0% 50.0% 60.0%
2番人気以下 0-0-4-43 0% 0% 8.5%