予想:馬連BOX
ウインテンダネス
グローリーヴェイス
シュペルミエール
ノーブルマーズ
ムイトオブリガード
メイショウテッコン
京都・芝2400メートル(外回り)
スタート後、1コーナーまで約600メートル。ホームストレッチを走る距離が長く、前半は速めに流れて、中盤の向正面でペースが落ち着くことが多い。京都の外回りらしく3コーナーの下りからペースは上がるものの、距離が長いぶんペースアップは緩やか。直線は平坦で上がりは速くなる。京都の芝は移動柵がAからDコースまでとれるため、良好なコンディションが保たれやすく、終始インコースの良い状態が続く。スタミナに加えて、インを器用に立ち回れる操縦性、下り坂から加速して直線でトップスピードに乗れる能力が要求される。
今後の飛躍へとつながる一戦
ハンデ戦ではあるが、過去10年で単勝1番人気馬の3着内率が80%と高い数字になっている。ただし、2009年と2015年には1、2番人気馬が共に4着以下に敗れる波乱となった。今年は果たしてどのような結果になるのか。過去10年の結果をもとに、傾向を見ていくことにしたい。
若い馬が優勢
過去10年の日経新春杯では、4歳馬の成績がもっとも良好。5歳馬と6歳馬は2勝で並んでいるが、連対率と3着内率は5歳馬の方が上位になっている。また、7歳以上の馬が3着以内に入っていないことも、覚えておきたい。〔表1〕
年齢 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
4歳 | 6-5-2-20 | 18.2% | 33.3% | 39.4% |
5歳 | 2-4-5-21 | 6.3% | 18.8% | 34.4% |
6歳 | 2-1-3-24 | 6.7% | 10.0% | 20.0% |
7歳以上 | 0-0-0-46 | 0% | 0% | 0% |
単勝上位人気馬が優勢だが
過去10年の単勝人気別成績では、1番人気馬が3勝、2番人気馬が4勝を挙げているほか、2着馬10頭のうち9頭は4番人気以内だった。次に、単勝オッズ別の成績を見てみると、3.9倍以下の馬が好成績を残している一方で、4.0から4.9倍はいまひとつ。5.0から6.9倍は2着馬が4頭いるものの、優勝はゼロ。そして、7.0から9.9倍は2着以内がゼロ。人気が割れるケースも多いだけに、このあたりの数字を参考にして予想する手はありそうだ。〔表2〕〔表3〕
注記:表は横にスクロールすることができます。
単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 3-4-1-2 | 30.0% | 70.0% | 80.0% |
2番人気 | 4-1-0-5 | 40.0% | 50.0% | 50.0% |
3番人気 | 0-3-0-7 | 0% | 30.0% | 30.0% |
4番人気 | 0-1-5-4 | 0% | 10.0% | 60.0% |
5番人気 | 0-0-0-10 | 0% | 0% | 0% |
6、7番人気 | 1-0-2-17 | 5.0% | 5.0% | 15.0% |
8、9番人気 | 0-0-1-19 | 0% | 0% | 5.0% |
10、11番人気 | 2-1-0-17 | 10.0% | 15.0% | 15.0% |
12番人気以下 | 0-0-1-30 | 0% | 0% | 3.2% |
単勝オッズ | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
3.9倍以下 | 6-3-1-1 | 54.5% | 81.8% | 90.9% |
4.0~4.9倍 | 1-2-0-7 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
5.0~6.9倍 | 0-4-2-6 | 0% | 33.3% | 50.0% |
7.0~9.9倍 | 0-0-3-5 | 0% | 0% | 37.5% |
10.0~19.9倍 | 1-1-2-27 | 3.2% | 6.5% | 12.9% |
20.0~49.9倍 | 2-0-1-21 | 8.3% | 8.3% | 12.5% |
50倍以上 | 0-0-1-44 | 0% | 0% | 2.2% |
負担重量別の成績に特徴あり
過去10年の負担重量別成績を調べると、52キログラム以下で優勝した馬は2頭いるが、いずれも単勝10番人気以下だった。また、52キログラムで3着に入った4頭は、いずれも5歳以下だった。他では、57キログラム以上のハンデを課されて優勝したのは、2012年のトゥザグローリー(58.5キログラム)だけ。54キログラムは2勝、55キログラムは3勝を挙げているが共に3着がゼロ、などとなっている点が特徴的だ。〔表4〕
負担重量 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
51kg以下 | 1-0-0-7 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
52kg | 1-0-4-13 | 5.6% | 5.6% | 27.8% |
53kg | 0-1-0-17 | 0% | 5.6% | 5.6% |
54kg | 2-1-0-27 | 6.7% | 10.0% | 10.0% |
55kg | 3-2-0-16 | 14.3% | 23.8% | 23.8% |
56~56.5kg | 2-6-4-15 | 7.4% | 29.6% | 44.4% |
57~57.5kg | 0-0-0-10 | 0% | 0% | 0% |
58kg以上 | 1-0-2-6 | 11.1% | 11.1% | 33.3% |
前走にも要注目
過去10年の前走別成績をまとめてみると、有馬記念から臨んだ馬が2勝、3歳限定GⅠ(菊花賞、日本ダービー)から臨んだ馬が3勝を挙げている。GⅡ、GⅢから臨んだ馬の中では、「前年11月以降の中京競馬場の重賞」から臨んだ馬が良好な成績をおさめている。また、前走「1000万下」組の6頭のうち4頭が3着以内に入っている点も目立っている。〔表5〕
前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
有馬記念 | 2-0-0-6 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
3歳限定GⅠ | 3-0-0-3 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
それ以外のGⅠ | 0-0-1-7 | 0% | 0% | 12.5% |
前年11月以降の中京競馬場の重賞 | 3-2-3-10 | 16.7% | 27.8% | 44.4% |
前年11月以降の阪神競馬場の重賞 | 0-2-0-8 | 0% | 20.0% | 20.0% |
その他のGⅡ、GⅢ | 0-2-2-32 | 0% | 5.6% | 11.1% |
オープン特別 | 0-0-2-24 | 0% | 0% | 7.7% |
1600万下 | 1-3-0-19 | 4.3% | 17.4% | 17.4% |
1000万下 | 1-1-2-2 | 16.7% | 33.3% | 66.7% |
前年夏以降のGⅠまたはGⅡでの成績に要注目
過去10年の日経新春杯では、「前年夏以降のGⅠまたはGⅡで3から6着に入っていた」という馬が2013年を除いて連対している。さまざまな臨戦過程の馬が集まる一戦だが、この条件を満たしている馬がいるかどうか、今年もチェックしておくことをお勧めしたい。〔表6〕
注記:表は横にスクロールすることができます。
年度 | 着順 | 馬名 | 該当レース | ||
---|---|---|---|---|---|
2009年 | 1着 | テイエムプリキュア | 3走前 | アルゼンチン共和国杯 | 4着 |
2010年 | 1着 | メイショウベルーガ | 2走前 | エリザベス女王杯 | 5着 |
2着 | トップカミング | 6走前 | 神戸新聞杯 | 5着 | |
2011年 | 1着 | ルーラーシップ | 前走 | 有馬記念 | 6着 |
2着 | ヒルノダムール | 3走前 | 札幌記念 | 4着 | |
2012年 | 1着 | トゥザグローリー | 前走 | 有馬記念 | 3着 |
2014年 | 1着 | サトノノブレス | 2走前 | 神戸新聞杯 | 3着 |
2015年 | 2着 | フーラブライド | 2走前 | エリザベス女王杯 | 4着 |
2016年 | 1着 | レーヴミストラル | 2走前 | アルゼンチン共和国杯 | 3着 |
2017年 | 1着 | ミッキーロケット | 前走 | 菊花賞 | 5着 |
2018年 | 2着 | ロードヴァンドール | 3走前 | 札幌記念 | 6着 |
- 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載