人気薄の台頭が目立つダート短距離重賞

2014年に12番人気のダノンレジェンドが優勝し、2着に7番人気のサトノタイガー、3着に8番人気のメイショウノーベルが入る波乱となったように、

伏兵の台頭には注意して臨みたい一戦。昨年も単勝8番人気のスノードラゴンが2着に入っている。まずは過去10回の結果をもとに、傾向をチェックしていくことにしよう。




中山・ダート1200メートル

芝からのスタートで、スタート後は芝を約100メートル走る。ダートコースに入ると向正面半ば(残り860メートル付近)までやや急な下り坂が続く。スタート地点から3コーナーまでの距離は約500メートルで、3コーナー手前から4コーナー、直線の半ばまではほぼ平坦。直線距離は308メートルで、ゴール前(残り200メートル付近~決勝線)で急坂を上る。芝スタートに加えて、前半の下りで勢いがつくため、JRAのダート1200メートルのコースの中では前半が速くなりやすい構造になっていて、その分上がりがかかるケースが多い。冬の開催で脚抜きの良い馬場だと差しが決まりやすくなることもある。レース前半のハイペースを追走してもバテない持久力が要求されるコースだ。

単勝人気別の成績をチェック

2008年の創設以降、単勝1番人気馬の優勝はゼロ。2番人気馬で優勝したのも2011年のケイアイガーベラだけと、1番人気と2番人気が苦戦している。それに対し、3番人気と4番人気が各3勝と好相性。また、「7、8番人気」が2着と3着に4頭ずつ入っている点にも注目できそう。単勝オッズ別の成績では、「10.0~14.9倍」と「15.0~19.9倍」のエリアが妙味ある数字になっている。〔表1〕〔表2〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 0-1-1-8 0% 10.0% 20.0%
2番人気 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
3番人気 3-2-0-5 30.0% 50.0% 50.0%
4番人気 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0%
5、6番人気 2-0-2-16 10.0% 10.0% 20.0%
7、8番人気 0-4-4-12 0% 20.0% 40.0%
9番人気以下 1-1-1-74 1.3% 2.6% 3.9%

〔表2〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
3.9倍以下 1-1-1-5 12.5% 25.0% 37.5%
4.0~6.9倍 4-3-2-13 18.2% 31.8% 40.9%
7.0~9.9倍 2-1-1-11 13.3% 20.0% 26.7%
10.0~14.9倍 2-1-1-10 14.3% 21.4% 28.6%
15.0~19.9倍 0-3-1-13 0% 17.6% 23.5%
20.0~29.9倍 0-0-3-14 0% 0% 17.6%
30.0~99.9倍 1-1-1-40 2.3% 4.7% 7.0%
100倍以上 0-0-0-21 0% 0% 0%





ベテラン勢は苦戦ぎみ

過去10年の年齢別成績を調べると、好走例が多いのは6歳以下の馬たち。7歳以上の馬で3着以内に入ったのは、2013年3着のシルクフォーチュン(7歳)、2015年3着のマルカフリート(9歳)、2017年2着のスノードラゴン(9歳)だけとなっている。〔表3〕

〔表3〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%
4歳 4-1-2-23 13.3% 16.7% 23.3%
5歳 3-5-4-34 6.5% 17.4% 26.1%
6歳 2-3-2-29 5.6% 13.9% 19.4%
7歳 0-0-1-23 0% 0% 4.2%
8歳 0-0-0-8 0% 0% 0%
9歳以上 0-1-1-4 0% 16.7% 33.3%





距離短縮組が優勢

前走の距離別に成績をまとめてみると、当レースと同じ1200メートルから臨んだ馬はJBCスプリント組を除いていまひとつ。好走馬が多いのは距離短縮組で、1400メートルから臨んだ馬が計7勝を挙げているほか、1600メートル組の中では武蔵野Sから臨んだ馬が上々の成績を残している。〔表4〕

〔表4〕前走の距離と条件別の成績(過去10年)
前走の距離と条件 成績 勝率 連対率 3着内率
1000mのレース 0-0-0-2 0% 0% 0%
1200m・JBCスプリント 0-2-1-5 0% 25.0% 37.5%
1200mのオープン特別 0-2-2-40 0% 4.5% 9.1%
1200mのその他のレース 1-0-0-26 3.7% 3.7% 3.7%
1400mのJRA重賞・地方交流重賞 0-1-2-8 0% 9.1% 27.3%
1400mのオープン特別 6-4-3-27 15.0% 25.0% 32.5%
1400mのその他のレース 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
1600m・武蔵野S 2-1-2-7 16.7% 25.0% 41.7%
1500~1600mのその他のレース 0-0-0-4 0% 0% 0%
1800mのレース 0-0-0-3 0% 0% 0%





4走前までに重賞で苦戦した経験がある馬に要注意

過去10年のカペラSでは、「4走前までに重賞で8着以下に敗れていた」という経験を持つ馬が2009年を除いて“1頭ずつ”連対している。近走で条件クラスやオープン特別で勝ち星を積み重ねてきた馬が上位人気に支持されるケースもあるが、近走の重賞で苦戦した経験がある馬にも注意しておきたい。〔表5〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕4走前までに重賞で8着以下に敗れていた、カペラS連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2008年 2着 スリーアベニュー 2走前 プロキオンS 11着
2010年 2着 ティアップワイルド 前走 武蔵野S 13着
2011年 1着 ケイアイガーベラ 4走前 根岸S 8着
2012年 1着 シルクフォーチュン 前走 武蔵野S 11着
2013年 2着 スノードラゴン 4走前 プロキオンS 8着
2014年 2着 サトノタイガー 4走前 サンタアニタT 9着
2015年 1着 キクノストーム 3走前 プロキオンS 10着
2016年 1着 ノボバカラ 前走 武蔵野S 9着
2017年 2着 スノードラゴン 3走前 セントウルS 8着
  • 注記:2014年のサトノタイガーのサンタアニタTは大井競馬の重賞
  • 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載