今年の京都開催を締めくくるスプリント重賞

京阪杯の過去10年の3着以内馬延べ31頭(2016年が3着同着)を馬番別に分けると、1~8番が21頭、9番~18番が10頭と、8番より内側の馬番に入った馬が多くなっている。さらに、2010年以降は8年連続で1~7番の馬が優勝しており、馬番別のレース傾向は無視できないところだ。2018年の京都開催を締めくくるこの重賞に、どのようなレース傾向があるのか、過去10年の結果から傾向を分析する。




京都・芝1200メートル(内回り)

スタート直後に上り坂がある影響により、前半はゆったりと流れやすいのが最大の特徴と言える。3コーナー過ぎからは下りとなり、直線はほぼ平坦。一般的に芝1200メートルのレースは前半が速いペースで流れることが多いが、このコースでは前半3ハロン(600メートル)が遅く、後半3ハロンが極端に速くなる傾向を示している。京都の芝は移動柵がA~Dコースまで取れるため良好なコンディションが保たれて、インコースの良い状態が続きやすい。軽快な先行力、あるいは極限の瞬発力が要求されるコースだ。

近走の芝1200メートル戦の着順に注目

過去10年の出走馬について、過去2走以内の芝1200メートル戦での最高着順別に成績をまとめると、「1着」組が6勝を挙げており、好走率でも上位の数値をマークしている。近走で芝1200メートルのレースを勝利していた馬にまずは注目したい。なお、勝率で2番手の数値となっているのが「10着以下」組。同組からは4頭が3着以内に入り、好走率も上位の着順の各組に見劣りしないものとなっている。近走の芝1200メートル戦での着順があまり良くなかった馬でも軽視は禁物だろう。また、過去2走で芝1200メートル不出走の馬も2着4回3着1回と、好走例がある点に注目したい。〔表1〕

〔表1〕過去2走以内の芝1200メートル戦での最高着順別成績(過去10年)
最高着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 6-1-4-35 13.0% 15.2% 23.9%
2着 1-1-1-12 6.7% 13.3% 20.0%
3着 0-1-1-15 0% 5.9% 11.8%
4着 0-1-2-5 0% 12.5% 37.5%
5着 0-1-1-9 0% 9.1% 18.2%
6~9着 1-0-0-29 3.3% 3.3% 3.3%
10着以下 2-1-1-18 9.1% 13.6% 18.2%
過去2走で芝1200m不出走 0-4-1-17 0% 18.2% 22.7%
  • 注記:2016年は3着同着





人気薄にも警戒が必要

過去10年の単勝人気別成績では、1番人気馬が不振で連対率・3着内率が30%にとどまっている。3着以内馬の頭数で見ると、3着以内馬延べ31頭のうち、約半数となる15頭が「6番人気以下」の馬となっており、下位人気馬の好走が多いことがわかる。伏兵馬の台頭を警戒しておくべきだろう。〔表2〕

〔表2〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0%
2番人気 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
3番人気 0-4-0-6 0% 40.0% 40.0%
4番人気 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
5番人気 1-0-3-6 10.0% 10.0% 40.0%
6~9番人気 3-2-1-34 7.5% 12.5% 15.0%
10番人気以下 1-2-6-72 1.2% 3.7% 11.1%
  • 注記:2016年は3着同着




前走の距離別成績に特徴

過去10年の出走馬について、前走の距離別に成績を調べると、出走馬の多くは前走で「芝1200メートル」か「芝1400メートル」のレースに出走しており、この2組の中では好走率で「芝1400メートル」がリードしている。2014年以降の過去4年では、前走が「芝1400メートル」だった馬が4年連続で2着以内に入っている。絶対数が多いだけに、3着以内馬の半数以上を前走「芝1200メートル」組が占めているが、「芝1200メートル」以外のレースから臨んできた馬も無視できない存在と言えそうだ。〔表3〕

〔表3〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
芝1000m 0-0-0-3 0% 0% 0%
芝1200m 6-5-9-96 5.2% 9.5% 17.2%
芝1400m 3-5-2-34 6.8% 18.2% 22.7%
芝1600m以上 0-0-0-3 0% 0% 0%
ダート1200m 1-0-0-3 25.0% 25.0% 25.0%
障害のレース 0-0-0-1 0% 0% 0%
  • 注記:2016年は3着同着




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