京都競馬場で行われるJBCクラシックに向けて注目の一戦

11月初旬に地方競馬で行われてきたJBC競走が、今年は11月4日に京都競馬場で開催される。

そのメイン競走となるJBCクラシックに向けて、同じダート中距離重賞のシリウスSは、例年よりも前哨戦としての重要度が高まりそうだ。また、シリウスSはハンデ戦で行われるだけに、混戦になるケースが多い。過去10年の結果からレースの傾向を導き出して、頭に入れておく必要があるだろう。




阪神・ダート2000メートル

4コーナーのポケット(芝)からのスタートで、芝を約100メートル走った後ダートに入る。1週目のゴール前で約130メートル続く坂を上る。1コーナーまでの距離は芝を含めて約500メートル。1コーナーから2コーナーはほぼ平坦で、バックストレッチの中盤から3コーナー、4コーナー、最後の直線の半ばまで緩やかに長く下っていく。直線距離は352.7メートルで、ゴール前に2回目の上り坂が待ち受ける。芝スタートのダート中距離というコース条件は、本コースがJRAでは唯一の設定で、その他のコースに比べて前半の負荷が軽く、直線も比較的長いため、芝の中距離のような末脚比べのレースになりやすい。そのため、芝の中距離適性を兼ね備えた馬が好走しやすいコースと言える。

上位人気馬が優勢だが

過去10年の単勝人気別成績を調べると、1番人気馬と3番人気馬が連対率で50.0%という高い数値をマークしているのに対し、2番人気馬が20.0%と低調な数値になっている点が特徴的。単勝オッズ別の成績では、「3.9倍以下」・「4.0~6.9倍」と「7.0~9.9倍」の間の好走率に差が生じている。また、「10.0~19.9倍」は3勝を挙げているものの、2着がゼロとなっている点が興味深い。〔表1〕〔表2〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-2-1-4 30.0% 50.0% 60.0%
2番人気 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
3番人気 2-3-1-4 20.0% 50.0% 60.0%
4、5番人気 2-3-3-12 10.0% 25.0% 40.0%
6~8番人気 1-1-2-26 3.3% 6.7% 13.3%
9番人気以下 1-0-1-59 1.6% 1.6% 3.3%





〔表2〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
3.9倍以下 3-3-2-5 23.1% 46.2% 61.5%
4.0~6.9倍 3-5-3-12 13.0% 34.8% 47.8%
7.0~9.9倍 0-1-2-8 0% 9.1% 27.3%
10.0~19.9倍 3-0-2-16 14.3% 14.3% 23.8%
20.0倍以上 1-1-1-70 1.4% 2.7% 4.1%





馬番別の成績もチェック

過去10年のシリウスSについて、内側から2頭ずつに区切る形で馬番別の成績をチェックしてみると、「1、2番」と「3、4番」が計7勝を挙げているが、共に2着はゼロとなっている。それとは対照的に、「5、6番」と「7、8番」は優勝がないが、2着が計4回となっているところも興味深い。また、3着は大きな偏りがない分布になっている。〔表3〕

〔表3〕馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1、2番 4-0-2-14 20.0% 20.0% 30.0%
3、4番 3-0-1-16 15.0% 15.0% 20.0%
5、6番 0-2-1-17 0% 10.0% 15.0%
7、8番 0-2-1-17 0% 10.0% 15.0%
9、10番 2-2-2-14 10.0% 20.0% 30.0%
11、12番 0-1-2-16 0% 5.3% 15.8%
13、14番 0-3-1-8 0% 25.0% 33.3%
15、16番 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%





前走からの負担重量の増減を比較

シリウスSはハンデ戦だが、前走からの負担重量の増減を比較して成績をまとめると、負担重量が「前走より減少」していた馬が7勝をマーク。対して、「前走と同じ」と「前走より増加」していた馬は2着が計8回、3着が計7回と、対照的な分布になっている。〔表4〕

〔表4〕前走との負担重量の増減別成績(過去10年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
前走より増加 1-4-5-18 3.6% 17.9% 35.7%
前走と同じ 2-4-2-41 4.1% 12.2% 16.3%
前走より減少 7-2-3-52 10.9% 14.1% 18.8%



〔表X〕×××××××
×××××× 成績 勝率 連対率 3着内率
×××××× 0-0-0-0 0% 0% 0%
×××××× 0-0-0-0 0% 0% 0%
×××××× 0-0-0-0 0% 0% 0%
×××××× 0-0-0-0 0% 0% 0%

–>



阪神競馬場ダートコースでの実績にも注目

過去10年のシリウスSでは、「5走前までに阪神競馬場のダートコースで勝利を挙げていた」という実績を持つ馬が2011年を除いて連対している。例外となっている2011年も、2着馬のキングスエンブレムが6走前に阪神競馬場のダートコースで勝利していた(前年のシリウスS)。また、最近5年はこの実績を持っている馬が“1頭ずつ”連対しているのも特徴的。今年も出走各馬の近走の成績をチェックしておくことをお勧めしたい。〔表5〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕5走前までに阪神競馬場のダートコースで勝利を挙げていたシリウスS連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 勝利していたレース
2008年 2着 ワンダースピード 4走前 ベテルギウスS 阪神ダート2000m
2009年 1着 ワンダーアキュート 前走 オークランドレーシングクラブT 阪神ダート1800m
2010年 1着 キングスエンブレム 前走 オークランドレーシングクラブT 阪神ダート1800m
2012年 1着 ナイスミーチュー 3走前 4歳以上1000万下 阪神ダート1800m
2着 ヤマニンキングリー 5走前 シリウスS 阪神ダート2000m
2013年 2着 ナイスミーチュー 3走前 仁川S 阪神ダート2000m
2014年 2着 ナムラビクター 2走前 アンタレスS 阪神ダート1800m
2015年 1着 アウォーディー 前走 オークランドレーシングクラブT 阪神ダート1800m
2016年 1着 マスクゾロ 5走前 伊丹S 阪神ダート1800m
2017年 2着 ドラゴンバローズ 前走 オークランドレーシングクラブT 阪神ダート1800m
  • 注記:該当レースが複数ある場合は、直近のものを掲載