サマーマイルシリーズの開幕戦

2012年に舞台が7月の中京競馬場・芝1600メートルに移されてから、今年で7年目を迎える。同年に創設されたサマーマイルシリーズのオープニングレースとしても注目が集まる中、2013年に単勝13番人気、2014年に同11番人気で2年連続2着に入ったミッキードリームをはじめ、3着以内馬延べ18頭中9頭が単勝6番人気以下の馬で占められている。過去6年の結果から、レース傾向にアプローチしていこう。




中京・芝1600メートル

2コーナーに向かって斜めにスタートするレイアウトで、コース形態としては、東京・芝1800メートルに類似している。2コーナーまでの距離が短く、スタート後は外の馬が内に入ってくるため、馬群が密集することが多い。2コーナーからバックストレッチの半ばまでは緩やかな上りだが、3コーナー手前から直線の入り口にかけて緩やかな下りとなる。直線距離は412.5メートルで、残り340メートル付近から約100メートル続く急坂が待ち受ける。どちらかと言うとスタミナを要求されるコースだが、距離のロスなくインを回ってきた馬が好走するケースも見られる。





直近のオープン実績は要チェック

過去6年の出走馬について、直近で出走していたオープンクラスのレースでの着順別に成績をまとめると、「1着」組が3着内率で77.8%と高い数値をマークしている。そして、「2~4着」の各組が不振傾向にあるのに対し、「5着」組や「6~9着」組、「10着以下」組から複数の3着以内馬が出ている。直近で出走していたオープンクラスのレースを勝利していた馬は高く評価すべきだが、5着以下に敗れていたとしても軽視は禁物だろう。〔表1〕

〔表1〕直近で出走していたオープンクラスのレースでの着順別成績(過去6年)
着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 3-1-3-2 33.3% 44.4% 77.8%
2着 0-1-0-6 0% 14.3% 14.3%
3着 0-0-0-6 0% 0% 0%
4着 0-0-1-10 0% 0% 9.1%
5着 1-1-0-9 9.1% 18.2% 18.2%
6~9着 1-2-2-23 3.6% 10.7% 17.9%
10着以下 1-1-0-21 4.3% 8.7% 8.7%
オープンクラス不出走 0-0-0-1 0% 0% 0%





前走の4コーナーでの位置取りに注目

過去6年の出走馬の前走の4コーナーの通過順別成績を調べると、3着以内馬の半数は「10番手以下」組で、同組は連対率と3着内率でトップになっている。3着内率では「6~9番手」組が2番手の数値となっており、前走の4コーナーを中団から後方で通過していた馬の好走が多い。しかし、ここ3年は「先頭」・「2~5番手」組の馬が優勝している。今年の出走馬についても、前走の4コーナーの通過順には注目しておきたい。〔表2〕

〔表2〕前走の4コーナーの通過順別成績(過去6年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
先頭 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
2~5番手 2-1-1-34 5.3% 7.9% 10.5%
6~9番手 0-2-2-18 0% 9.1% 18.2%
10番手以下 3-3-3-21 10.0% 20.0% 30.0%





ハンデの重い馬が優勢

ハンデキャップで争われる中京記念、そこで過去6年の負担重量別成績をまとめると、優勝馬延べ6頭中5頭はハンデが57キログラム以上だった(残る1頭は55キログラム)。ハンデが「54.5キログラム以下」だった馬は2着が最高と苦戦しており、好走率を見ても、ハンデが重くなるほど数値が高くなっている。重いハンデを課せられた実績馬は、高く評価した方がよさそうだ。〔表3〕

〔表3〕負担重量別成績(過去6年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
54.5kg以下 0-2-0-24 0% 7.7% 7.7%
55~56.5kg 1-3-3-36 2.3% 9.3% 16.3%
57kg以上 5-1-3-18 18.5% 22.2% 33.3%