秋の大舞台に向けて弾みをつけたい夏のダート短距離重賞

プロキオンSは2012年から中京競馬場で行われているが、その2012年は重賞初挑戦だった単勝12番人気のトシキャンディが勝利する波乱の結果となった。また、2014年と2015年に連覇を果たしたベストウォーリアが、両年とも次走でJpnⅠのマイルチャンピオンシップ南部杯を制覇するなど、秋のダート戦線へ向けて見逃せない戦いが繰り広げられている。ここでは中京競馬場で行われた過去6年の結果を分析し、レース傾向を探っていく。





中京・ダート1400メートル

中京のダートコースの中では、唯一芝からスタートするコース。スタートから約150メートル芝を走ってダートコースに入る。スタート地点から3コーナーまでの距離は約600メートルと非常に長い。向正面の半ばまで緩やかに上り、その後は4コーナー過ぎまで下っていく。直線距離は410.7メートルで、直線に向いてすぐ約160メートルにわたり高低差約1.8メートルの急坂を上る。距離が長く、急坂の待ち受けるタフな直線を乗り切るために、インで脚を温存できる馬が好走しやすい。

近走の単勝人気に注目

過去6年の出走馬について、過去3走以内のJRAのオープンクラス・ダート1400~1600メートル戦での最高単勝人気別に成績を調べると、連対馬延べ12頭中10頭は該当するレースでの最高単勝人気が「1~3番人気」だった。また、「1~3番人気」の各組は3着内率で40%以上を記録しており、好走率でも「4番人気以下」組や「該当レース不出走」組に大きな差をつけている。〔表1〕

〔表1〕過去3走以内のJRAのオープンクラス・ダート1400~1600メートル戦での最高単勝人気別成績(過去6年)
最高単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1-3-2-9 6.7% 26.7% 40.0%
2番人気 1-2-1-5 11.1% 33.3% 44.4%
3番人気 3-0-1-5 33.3% 33.3% 44.4%
4番人気 0-0-1-7 0% 0% 12.5%
5番人気 0-0-1-4 0% 0% 20.0%
6番人気以下 0-0-0-20 0% 0% 0%
該当レース不出走 1-1-0-26 3.6% 7.1% 7.1%