激戦必至のサマースプリントシリーズ第2戦

昨年は単勝2番人気のシャイニングレイが優勝したものの、2着が13番人気、3着が8番人気で決着。それ以前も人気薄の馬が上位に食い込むケースがしばしば見られたが、2013年と2015年は単勝3番人気以内の3頭で決着。順当な決着となった年もあれば、波乱の決着となった年もある。果たして今年はどのような結果になるのだろうか、出走メンバーを吟味していくとともに、過去の傾向も頭に入れて臨みたい一戦だ。今回は、京都競馬場で行われた2010年、阪神競馬場で行われた2011年を含む過去10年の結果を分析する。





中京・芝1200メートル

向正面の半ばからスタートするレイアウトで、3コーナーまでの距離は約300メートル。スタート後100メートル過ぎ(残り1080メートル付近)から直線の入り口まで緩い下り坂があるものの、前半の流れは落ち着くことが多い。直線は412.5メートルと十分な距離があり、残り340メートル付近から急な坂を約100メートル上っていく。芝1200メートルとしてはタフなコース設定で、スピードだけで押し切るのは難しく、馬力が要求される。

負担重量別の成績をチェック

CBC賞はハンデ戦だけに、軽ハンデの馬に注目が集まるケースもあるが、過去10年の負担重量別成績を調べると、54キログラム以下の馬は成績がいまひとつ。該当馬延べ83頭のうち、優勝したのは2014年のトーホウアマポーラ(53キログラム)だけとなっている。その反面、55キログラム以上の馬が上々の成績。しかし、その中で57キログラムの12頭が全て3着以下に敗れているというのは気になるデータだ。〔表1〕

〔表1〕負担重量別成績(過去10年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
51kg以下 0-1-0-12 0% 7.7% 7.7%
52kg 0-2-0-14 0% 12.5% 12.5%
53kg 1-0-0-29 3.3% 3.3% 3.3%
54kg 0-1-2-21 0% 4.2% 12.5%
54kg以下の計 1-4-2-76 1.2% 6.0% 8.4%
55~55.5kg 3-3-3-23 9.4% 18.8% 28.1%
56kg 3-1-3-20 11.1% 14.8% 25.9%
57kg 0-0-1-11 0% 0% 8.3%
57.5kg以上 3-2-1-4 30.0% 50.0% 60.0%

上位人気馬が優勢

冒頭に記したように、伏兵馬が上位に食い込むケースもある重賞だが、過去10年の単勝オッズ別成績を調べてみると、上位人気馬が優勢。優勝馬10頭のうち9頭は単勝10倍未満の馬となっている。ただし、「2.9倍以下」の支持を受けた馬が2頭とも3着以内に入っていない点は気になるところだ。また、「20.0~29.9倍」の馬も3着以内に入っていない。〔表2〕

〔表2〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
2.9倍以下 0-0-0-2 0% 0% 0%
3.0~3.9倍 2-0-0-0 100% 100% 100%
4.0~6.9倍 3-4-5-15 11.1% 25.9% 44.4%
7.0~9.9倍 4-2-1-12 21.1% 31.6% 36.8%
10.0~19.9倍 0-3-1-27 0% 9.7% 12.9%
20.0~29.9倍 0-0-0-17 0% 0% 0%
30.0~49.9倍 1-0-3-19 4.3% 4.3% 17.4%
50倍以上 0-1-0-42 0% 2.3% 2.3%

前走のレース別の成績にも注目

過去10年の前走のレース別成績を調べると、前走がGⅠ、GⅡだった馬が4勝、2着4回をマークしているが、前走がGⅢだった馬は3着以内に入っていない。また、前走がオープン特別だった馬も好成績で、その好走馬の内訳を調べると、1200メートルのレースよりも1400メートルのレースから臨んだ馬の方が良好な成績となっている。〔表3〕

〔表3〕前走のレース別成績(過去10年)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
高松宮記念 2-1-2-10 13.3% 20.0% 33.3%
その他のGⅠ 0-1-2-11 0% 7.1% 21.4%
GⅡ 2-2-0-14 11.1% 22.2% 22.2%
GⅢ 0-0-0-10 0% 0% 0%
1000mのオープン特別 0-0-0-4 0% 0% 0%
1200mのオープン特別 1-1-2-46 2.0% 4.0% 8.0%
1400mのオープン特別 5-4-2-20 16.1% 29.0% 35.5%
1600mのオープン特別 0-0-1-6 0% 0% 14.3%
その他のレース 0-1-1-13 0% 6.7% 13.3%
  • 注記:地方・海外のレースを含む

近年は5歳馬が好成績

中京競馬場改修後の過去6年を対象に年齢別の成績を調べてみると、優勝馬6頭のうち5頭は5歳だった。2着と3着も5歳馬が多くなっており、好走率でも他の年齢を大きく上回っている。なお、3歳馬が参戦することもある一戦だが、過去6年においては5着が最高と苦戦傾向を示している。〔表4〕

〔表4〕年齢別成績(過去6年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 0-0-0-10 0% 0% 0%
4歳 0-1-1-8 0% 10.0% 20.0%
5歳 5-4-4-18 16.1% 29.0% 41.9%
6歳 1-1-1-25 3.6% 7.1% 10.7%
7歳以上 0-0-0-16 0% 0% 0%

単勝1番人気で3着以下があった馬に要注目

過去10年のCBC賞では、「前年9月以降に、単勝1番人気で3着以下に敗れていた」という経験を持つ馬が毎年1頭ずつ連対している。昨年は2着に入ったセカンドテーブル(単勝13番人気)がこれに該当していた。今年も各馬の戦歴をチェックしておくことをおすすめしたい。〔表5〕

〔表5〕前年9月以降に単勝1番人気で3着以下に敗れていたCBC賞連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2008年 1着 スリープレスナイト 6走前 ペルセウスS 5着
2009年 2着 エイシンタイガー 7走前 かえで賞 3着
2010年 2着 ダッシャーゴーゴー 前走 マーガレットS 8着
2011年 1着 ダッシャーゴーゴー 3走前 京阪杯 10着
2012年 2着 スプリングサンダー 2走前 阪神牝馬S 5着
2013年 2着 ハクサンムーン 4走前 京洛S 15着
2014年 1着 トーホウアマポーラ 5走前 瀬戸内海特別 3着
2015年 1着 ウリウリ 3走前 京都牝馬S 5着
2016年 2着 ラヴァーズポイント 前走 水無月S 6着
2017年 2着 セカンドテーブル 2走前 鞍馬S 11着
  • 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載