サマースプリントシリーズ開幕戦

今年もこの函館スプリントSでサマースプリントシリーズの幕が上がる。同シリーズは9月のセントウルSまで6レースで争われるが、その初戦であるこのレースを制して、チャンピオン争いを一歩リードしておきたいところだろう。当レースは2012年に、開催時期が7月上旬から6月に繰り上げられたが、ここでは札幌競馬場で開催された2009年を除き、2007年以降に函館競馬場で開催された10回分の結果を分析する。






 

函館・芝1200メートル

スタート地点は2コーナー奥の引き込み線にあり、バックストレッチを3コーナーまで真っすぐに向かっていくレイアウト。バックストレッチ、3コーナー、4コーナーの入り口にかけて緩やかに上り、4コーナーの途中から直線(残り約100メートル付近)まで緩やかに下って、ラスト100メートルは平坦となる。直線の距離は262.1メートル(Aコース使用時)。レース前半が厳しいため、後半で上がりのかかるタフなコース。スプリント能力はもちろんだが、洋芝のタフな馬場を走り抜くパワーも要求される。

近年は人気薄の台頭が多い

対象とした10回の単勝人気別成績を調べると、「1~5番人気」の中で突出して高い数値を残している組はなく、3着内率では30.0~50.0%の間に各組が収まっている。なお、開催時期が6月に繰り上がって2年目となる2013年以降では、「6番人気以下」が3勝、2着2回、3着3回と、3着以内馬15頭中8頭を占めており、下位人気馬の台頭が多くなっている。

 

近走でGⅠ・GⅡ出走馬が上位傾向だが…

対象とした10回の出走馬について、過去3走のうち最も格の高かった条件別に成績をまとめると、3着内率で「GⅡ」組と「GⅠ」組が上位数値を記録している。それに次いで、「1600万下」組と「オープン特別」組も3着内率で20%以上をマークしており、過去3走で重賞に出走歴のなかった馬の好走も少なくない。その一方で、「GⅢ」組は延べ43頭出走して3着が最高と、不振傾向にあることは覚えておきたい。

 

前走の4コーナーの通過順も要チェック

対象とした10回の出走馬について、前走の4コーナーの通過順別成績を調べると、勝率・連対率で「5~9番手」組がトップ、3着内率では「2~4番手」組がトップとなっている。優勝のない「先頭」組を含め、前走の4コーナーを「9番手以内」で通過した馬の好走率が上位となっている。それに対して、「10番手以下」組の連対率は6%を下回っており苦戦気味だ。