セイウンコウセイ

「前走の積極的な競馬は今回に繋がると思いますね。1週前にもある程度やってありますが、今日も一杯に追い切って、レースが近いことを分からせるような追い切りをしました。

動き自体は本当に良かったと思います。昨年と変わらずいい状態で出られるし、道悪も苦にしません。得意の舞台でもあるし、今回も思い切った競馬で頑張って欲しいと思っています」(上原調教師)。 ◎2か月振りのシルクロードS(58キロ)は押してハナに。先手を取ってからはマイペースの逃げに持ち込むが、4角で勝ったファインニードルに並ばれる。それでも渋太く粘って2着は確保。昨年の覇者であり、一時の不振から脱出した感がある今なら、今年も軽くは扱えないだろう。



リエノテソーロ

「前走は久々の1200mもありましたが、やはり本調子に一息だったことが敗因でしょう。この中間は闘争心を掻き立てる意味でブリンカーを着用してみましたが、利き過ぎるくらいの効果が見られました。距離が2走目になることでペース等にも対応ができると思うし、1度使った上積みもあります。GIで相手は強くなりますが、ブリンカー効果もあるので頑張って欲しいですね」(武井調教師)。 ◎2か月半振りとなったオーシャンSは中団から運んだが、追走に余裕がなかった。直線は伸びを欠いてキングハートから0.4秒差の10着。しばらく1200mを使っていなかった影響が出たのかもしれない。距離2走目の今回はもう少しやれそうだが、持ち時計がなく、高速決着になった際は割引が必要かも。



ブリザード

「速い追い切りは香港で済ませてきたので、今日はラストの3ハロン(600m)を伸ばす程度の追い切り。メンタル面の確認に重点を置いた調教をしましたが、気分良さそうに走れていたし、落ち着きもありました。前走がこのレースに向けてのステップレースとしてはいい走りをしてくれましたしね。昨年来日した当時より、馬が自信を持っているし、左回りもオーストラリアで生まれたということで早い時期に経験しているせいか、正しい手前で走れていると(騎乗した)助手が言っていたので問題ありません。ミスのないレースができれば、いい結果は出せると思っています」(イウ調教師)。 ◎昨年のスプリンターズSがレッドファルクスから0.2秒差の5着と、日本の競馬にも対応できることを証明済み。暮れの香港スプリント(GI)でミスタースタニングからクビ、1馬身半差の3着と好走。この時にレッツゴードンキ(6着)に先着している。速い時計にも対応可能で、左回りがどうかだが、実力から要注目の1頭。



スノードラゴン

「前走はこの馬なりに脚は使っていましたが、前が止まりませんでしたから。10歳になりますが年齢的なモノは感じないし、この中間も順調そのものです。最近はなかなか体重が落ちませんが、体が絞れて少し時計を要する馬場にでもなってくれるようなら……と思っています」(高木調教師)。 ◎3か月振りのオーシャンSはマズマズの仕上がり。例によって後方からの競馬で直線勝負に賭けたが、仕掛けてからの反応はイマイチ。キングハートから0.6秒差の11着。休み明けの影響が出たような印象。叩いた上積みが見込める今回、適度に時計を要するようなら。



ノボバカラ

「先週ビシッとやってあるので、今日はラスト重点。前走はこの馬にとって展開が厳しくなりましたからね。昨年の函館SSの時に、出負けをして後方からの競馬になりましたが、最後は結構いい脚を使ってくれました。今回はそういう競馬をしてみてもいいのでは……と思っています」(天間調教師)。 ◎フェブラリーSは先団に付けていたが、ペースが速く、直線では早々と一杯。ノンコノユメから2.3秒差の13着。今回は芝替わりに加えGIで、相手も強化。どこまでやれるかといったところだろう。



レッドファルクス

「先週の追い切りは前半の入りが遅くなってしまいましたが、今日は前の馬がしっかり行ってくれたので、中身の濃い追い切りができたと思います。中京の1200mという舞台はこの馬にとってベストと言える条件。何故か馬も元気になりますからね。この馬を知り尽くしているジョッキーの騎乗になるし、昨年は勝てませんでしたが、最優秀短距離馬のタイトルに恥じないレースを期待しています」(尾関調教師)。 ◎3か月振りの阪急杯は6キロ増でも仕上がりは良好。いつも通り後方からの競馬で直線勝負に徹する。直線は外に持ち出し、最速の末脚で伸びてきたが、ダイアナヘイローからクビ・ハナ差の3着と惜しいレース。昨年3着だったこのレース、今回は叩き2走目&ベストの距離でチャンスは十分。



ナックビーナス

「先週の金曜日にある程度やってあるので、今日は併せ馬で外からスッと交わす形の追い切りをしました。この時季が合うのか、今は本当に体調がいいですね。前走でも直線で気を抜くような面が見られたように、この馬は馬群に包まれた方がいいタイプ。そのためにも内枠が欲しいと思っています。今回は手替わりになりますが、乗り難しい馬ではないので大丈夫でしょう。あとは最後まで気を抜かずに走れるようなら」(杉浦調教師)。 ◎オーシャンSはスタート直後に躓いたが、二の脚で好位の後ろに付ける。直線はタイミング良く追い出し、勝ったキングハートにアタマ差まで迫ったところがゴール。スタートの不利がなければ……といった内容だった。昨年のこのレースはセイウンコウセイの8着。安定感が出てきた今なら昨年以上の活躍が見込めそうだ。



レッツゴードンキ

「1週前にジョッキーの騎乗でビシッと追い切ってあるので、今日はテンションを上げないように息を整える程度でしたが、時計・動きともに好調時に劣らないものでした。一叩きした効果で、見違えるほど良くなった感じがします。この距離はGIで2着2回と得意にしているし、力さえ出し切ればここでもチャンスは十分あると思っています」(梅田調教師)。 ◎2か月振り&ダート2戦目となったフェブラリーSは中団のやや後ろから。直線は最内に進路を取り、一瞬、抜け出すかの手応えだったが、最後は同じ脚色になりノンコノユメから0.7秒差の5着。それでもダートの強豪牡馬を相手に善戦といえる内容。昨年2着のこのレース、叩いた上積みが見込めるだけに要注目。



ファインニードル

「前走後は短期放牧を挟んでここを目標に調整してきました。1週前にCWで長目からビシッと負荷をかけてあるので、今日は坂路で馬ナリですが、いい伸び脚でした。追い切る度に付くべき所に肉が付いてきて、スプリンターらしい体付きになってきました。それに以前よりコントロール筋が利くようになって、精神面での成長も窺えます。左回りの経験は少ない馬ですが、力さえ出し切ればここでもいい競馬ができると思います」(高橋義忠調教師)。 ◎4か月振りのシルクロードS(57キロ)は18キロ増と太目。それでも逃げたセイウンコウセイの3番手を楽に追走し、4角では早くも先頭に接近。残り1ハロンで先頭に立つと、2着のセイウンコウセイに2馬身差を付けて快勝。叩いた上積みは大きく、GI挑戦2度目の今回はもう少しやれても不思議はないだろう。



ダイアナヘイロー

「今回は転厩初戦ということを考えて、重賞を勝った前走時の状態を維持するために、その時と変わらない環境作り、調整方法を取ってきました。1週前にジョッキーに乗ってもらい、感触は確認済みです。引き続きいい状態を維持できていると思いますが、今回は坂があって直線が長い中京、それに中間の降雨による緩い馬場もいいとは思えないので、どこまで踏ん張れるかでしょうね」(大根田調教師)。 ◎叩き2戦目となった阪急杯は向正面では他馬の出方を窺って2番手も無理に抑えず、3角ではハナに立ってマイペースに持ち込む。直線は最内を回って渋太く粘り、モズアスコット、レッドファルクスの急襲をギリギリ凌いで勝利。距離短縮はプラスだが、左回りの中京に替わる点がどう出るかがカギと言えそうだ。



ダンスディレクター

「前走後は阪急杯も視野にありましたが、体調面を考えてここ1本に備えて調整してきました。1週前にシッカリ負荷をかけてあるので、今週は予定通りラスト重点でしたが、いい伸び脚でしたね。気のいい馬で休み明けでも走れるタイプ。道悪も苦にしませんが、パワータイプという感じではないので、できれば良馬場の方がいいですね。乗り方はジョッキーに任せますが、何とかいい結果を……と思っています」(笹田調教師)。 ◎3か月振りの阪神Cは8キロ増と馬体が回復。スタートを決めて好位を追走し、残り1ハロンで先頭に立ったが、内から来たイスラボニータにゴール寸前、ハナ差交わされ、レコードの同タイム2着と惜敗。当該コースは3年前のCBC賞でウリウリの2着がありOK。鉄砲は利く馬で、明けて8歳でも衰えは見られず。今回もスタートを決めれば怖い存在に。



ネロ

「前走は後続を待つ形になった分の4着。着差を考えると惜しいレースでした。幸いダメージはなく、すぐに乗り出しを開始できました。今週もいつも通りの動き・時計で前走と変わらないデキで出られそうです。ピッチ走法で、かき込むパワーが凄いので力の要る馬場は苦にしません。他馬が苦しむようなら尚いいと思います。ここにきて扱いやすくなっているし、ジョッキーも2度目の騎乗。早目の競馬をすることになると思うし、ここでもやれていいと思っています」(日高調教助手)。 ◎3か月振りのオーシャンSは仕上がり良好。好スタートからハナを奪い、直線も粘りに粘ったが、最後に捕まってキングハートから0.1秒差の4着。GIではもう一つといった感はあるが、ある程度時計を要する馬場にでもなれば出番がありそうだ。



レーヌミノル

「前走は雪のために帰厩時期がずれ込み、その影響でいつもはやらない直前に時計を出したりと調整の狂いがありました。今回は1週前にシッカリやって、当週は馬ナリと予定通りの調整ができました。課題の折り合いも、このメンバーなら早くなると思うので問題はないと思うし、自分のリズムで走れば最後はシッカリ脚を使ってくれますからね。道悪はある程度こなすと思いますが、スピードが身上の馬、できれば良馬場で……と思っています」(本田調教師)。 ◎2か月振り&久々の1200mとなったオーシャンSは、逃げたネロの3番手。3角でラインスピリットを交わして2番手に。直線に入って仕掛けられても思ったほどの反応は見られず、キングハートから0.1秒差の6着。叩いた効果&距離2走目になる今回は侮れない1頭になりそうだ。



ラインミーティア

「使いつつ良くなるタイプらしく、1週前の追い切りの動きは良かったですね。今回は体も絞れると思うし、体調が上向いていることは間違いありませんよ。相手は揃いますが、この馬の競馬に徹してどこまで頑張れるかですね」(水野調教師)。 ◎叩き2戦目となったオーシャンSは中団を追走していたが、4角では手応えがイマイチ。直線は一杯となってキングハートから0.7秒差の13着。ここ3走の内容から、これといった強調材料は見当たらず、ここも苦戦か。



ジューヌエコール

「前走は多少力みが見られましたが、それは久々の影響があったと思います。1度使って馬体の張りなどは良くなってきましたが、少し気が入り過ぎている感じがありますね。もう少し落ち着きが出てくるといいんですが……。それを考えるともっと速いペースになって欲しい、そう思っています」(安田隆行調教師)。 ◎3か月振りのオーシャンSは中団を追走していたが、やや力み気味。そのせいか最後にきて甘くなり、キングハートから0.6秒差の12着。1度叩いてガス抜きができた今回はもう少しやれても良さそうだが、近走内容がイマイチ。上位までとなると展開などの助けが必要かも。



シャイニングレイ

「前走後は放牧に出し、早目に帰厩してここを目標に乗り込んできました。1週前に坂路で好時計をマークしたので、今日はやり過ぎないように我慢をさせる追い切りをしました。ここまで入念に乗り込んできたので、今日の追い切りで態勢は整ったと思います。この舞台は合っていると思うので、あとは折り合いさえ付けば……」(高野調教師)。 ◎半年振りとなった阪神Cは6キロ増とやや立派。大外枠(18番ゲート)ということもあって前にカベを作れず掛かり気味に先行。その影響か、早々と手応えがなくなり、イスラボニータのレコード勝ちから1.7秒差のシンガリ負け。この舞台はCBC賞勝ちがありOK。叩いた効果でガス抜きができていれば一概には……。



キングハート

「今日は丁度いい追い切りができたと思います。前走はスタートを決めていい位置が取れたし、この馬の持ち味を生かせる競馬ができました。この中間はまた体が増えていて、更に成長している感じがあります。今回は今までとは相手が違うので、楽な競馬はどうかと思いますが、デキの良さと適度に時計を要する馬場になるようなら」(星野調教師)。 ◎叩き2戦目となったオーシャンSはスタートを決めて好位で流れに乗る。勝負所から前との差を詰め始め、直線の叩き合いを制して2着のナックビーナスにアタマ差競り勝って重賞初制覇。時計勝負は問題ないが、左回りへの対応がカギになりそう。



ラインスピリット

「馬場が悪かったので時計は遅かったけど、状態は悪くありません。今回はGIで相手が更に強化。輸送距離が短い分、体重は増えて出走できると思いますが、良馬場を条件にこのメンバー相手にどこまでやれるかといったところかもしれませんね」(中山調教助手)。 ◎近場の競馬で体重が戻る点はプラス。ただ、GIでは少々荷が重いことは確かかもしれない。