出走有力馬の解説

カフジテイク

見るからに軽快だった。氷点下の極寒ながら明るい日差しが差す坂路を、昨年の覇者が駆け上がる。
コーナーを抜けた後、一瞬だけ気を抜くそぶりを見せたが、福永騎手が軽く気合を入れると再加速。首をリズミカルに使った機敏な走りで、4ハロン53秒8-12秒6をマークした。「いい走りだったね。特にラスト2ハロン目あたりが良かった。状態はいいね」と湯窪師は満足げだった。
昨年の根岸Sは直線に向いた時、ほぼ最後方だったが、豪快な末脚で大外一気。福永騎手は現在のカフジテイクを「当時より完成の域に近づいている」と評する。「トモの踏み込みが強くなったし、ゲートも出るようになった」。それなのに根岸Sから後の6戦は未勝利で惜敗や善戦ばかり。「それが残念」と歯がゆく感じている。
敗因のほとんどは展開が向かなかったことだろう。「スローペースで前が止まらないレースが多かった」と湯窪師は振り返る。それを解決するひとつの手段が、もっと前の位置でレースを運ぶこと。ただ、本来のスタイルを崩すのはリスクもともなう。「ここで賞金を加算しないとフェブラリーSへ出られるか分からない。経験を積ませるようなレースではない」と鞍上は語る。ロングスパートが生きる展開になるか。それが連覇の鍵となりそうだ。



ノンコノユメ

Wコースで前の3頭を目標に進めたが、直線で併せることなく自分のリズムでフィニッシュ。6ハロン83秒5、3ハロン38秒4-13秒2をマークした。
初コンビの内田騎手は「最後まで余力も残っていて悪くない走りだったよ。どれくらいの切れ味なのか楽しみだね」と好感触。加藤征調教師も「以前よりたくましくなっている。1400メートルは忙しいけど、砂をかぶらず追走し、うまく流れも速くなってくれるかもしれない」と期待を込める。



ベストウォーリア

僚馬ヴィルデローゼ(500万下)に1馬身遅れ、4ハロン53秒0-13秒0だったが、一杯に追われて、しっかりと負荷をかけられた。騎乗したルメール騎手は、「先週もCWコースで乗って(動きは)よかったけど、重かった。きょうは、時計は速くないけど、コンディションはよさそうだね」と手応えはつかんだ様子。2015年10月の南部杯以来となる勝利を狙う。



サンライズノヴァ

リズミカルな脚取りで4ハロン53秒2-12秒4で駆け上がると、スティッフェリオ(古馬1000万)を2馬身半突き放した。「先週の動きが素晴らしかったので、それを考えれば53秒台でもいいかな」と音無師。グリーンチャンネルCを快勝した時のような競馬を期待する。「前残りになると終わり。展開ひとつだろう」と末脚さく裂を狙っていた。