出走有力馬の解説

ステルヴィオ

2歳戦開幕週となった6月4日の東京芝1600m戦でデビュー。調教内容から「走る馬」という感触はあったが、レースも期待通り。1分34秒8の好時計で勝ちあがった。
2戦目のオープン特別コスモス賞は、着差こそ少なかったが、余裕をもって2連勝。G3サウジアラビアRCでは1番人気に推された。道中は後方につけ、直線でも後ろから3番手。とても届きそうにない位置だったが、エンジンがかかってからの伸び脚は他馬が止まって見えるほどの勢い。勝ったダノンプレミアムには届かず2着も、改めて高い能力を示した。
差しが決まりやすい朝日杯FSの舞台なら、前走の脚が生きるはずだ。



タワーオブロンドン

札幌の新馬戦は、まるで調教のような楽な内容で快勝。圧倒的人気で臨んだオープンのクローバー賞でダブルシャープに差し切られ、一時は評価も下がったが、すぐにV字回復を見せたのがオープンききょうS。後方から外に持ち出されると、他馬に抵抗する暇を与えず楽々差し切った。
続くG2京王杯2歳Sは、夏の2歳S勝ち馬が2頭おり、相手のレベルは大きくアップ。しかしレースは前走同様、外から豪快に差し切り、能力の違いをまざまざと見せつけた。
1400mで連勝しているが、母系には中距離以上で活躍している馬も多く、距離延長は問題なし。昨年に続く藤沢和厩舎2連覇の可能性は十分ある。



ダノンプレミアム

宝塚記念当日の阪神芝1800m新馬戦は、例年好メンバーが集まる注目のレース。今年も複数の良血馬が出走し混戦が予想されたが、そんな状況を許さなかったのがダノンプレミアム。積極策から早めに抜け出すと、2着に4馬身差をつける圧勝で、一気に評価を上げた。
休養を入れて、迎えたのはG3サウジアラビアRC。新馬とは段違いのハイペースを2番手で追走と、かなり厳しい展開になったが、全く動じることなし。追い込んできたステルヴィオに影も踏ませず、東京マイル1分33秒0のレコードタイムでフィニッシュした。
この時計を出せる2歳馬が他に存在するのか。2歳チャンピオンの座は目前だ。



アサクサゲンキ

競馬週刊誌の予想欄を見て「人気もないし、それほど(話を)聞くような馬でもないだろ」とけん制した音無調教師だが、本音は野心にあふれている。
音無調教師「(13日の追い切りは)手応えで見劣ったが、しっかり併せ馬で追えたのは良かった。姉(ラビットラン)はローズSを勝っているし、距離は持っていいはず。控えてどんな脚が使えるか見てみたいね」



カシアス

担当の吉田助手は「結構パワーアップしていますよ」と満面の笑み。そして「状態はいいかんじです」とかなり自信がありそうでしたよ。
清水師は今回が初の1600mということで、長めの距離に対応できるようなトレーニングを課してきました。
「長めに乗ったり、他の馬を前においてムキにならなようにさせたり」とフィジカルとメンタルの両面で策を打っています。
吉田助手も気にしていましたが、あとは人気馬を相手にどこまでやれるか、でしょうか。




ケイティクレバー

過去5戦のキャリアを誇るケイティクレバーが元気だ。
前日13日にCウッドで長めの追い切りを消化(6ハロン87秒3-11秒9)。追い切り翌日も歩様は変わらず柔らかかった。
全5戦の手綱を取ってきた小林徹騎手は「状態を維持できるよう調整されてきた。まじめで一生懸命走ってくれる」と能力を信じる。